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換字暗号の解読(その後)

昨日、換字暗号を解読した話を書きました。今日はその後日談を3つほど。

まずは一つ目。記事を書いた後、すぐに大久保さんから quipqiup という換字暗号の解読ソルバーを教えていただきました。早速試してみたところ、スペースの位置が間違っているものの、ほぼ正しい平文を一瞬で得ることができました。最後に登場する数学者の名前をうまく復号できなかったのは仕方ないところでしょう。すごいツールですね。

換字暗号の解読法を理解した上で、DEFCONなどで使う文には良いと思うのですが、今回のように、解読法を理解することを目的とした課題を解く(解かせる)においては、ありがたくない気がします。課題を設定する場合、このようなツールを考慮しないといけないでしょうから、面倒ですね。(もっともそのツールをわざわざ紹介するこのブログ方がよっぽど邪魔かもしれません。)

続いて二つ目。昨日の話題にあった課題を改めて検索したところ、質問者は同じ問題を再度質問しており、そちらには回答がついていたことに気づきました(実はこの回答はちょっとだけ間違っているようです)。質問文に追加情報が載っていて、そので紹介されている換字暗号の復号化ツールはなかなか便利でした。最初にこのツールを知っていれば、もっと楽に解読できていたと思います。

そして三つ目。同じ問題に対する別の方の回答を見てびっくり。何と平文は Wikipedia の Algebra の項の説明文から作成されていたとのこと。これって学生が「Algebra って何だろう?」→「Wikipedia を調べて見よう」→「あれ、この説明文って平文に似てない?」と考えをおよぼすことを考えていたのでしょうか(もしもそうだとすると、文末の Imar Khayyam の生誕年/没年を残した方が気づきやすかったかも)。とってもスマートな出題で感心しました。

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