『素因数分解プログラムGGNFSの性能測定』
素因数分解ネタシリーズ。一般数体篩法のオープンソースである GGNFS の性能をまとめた卒論を見つけました。
概要によると
認証や電子署名には公開鍵暗号が広く使われており,特にRSA暗号が主に用いられている.RSA暗号の安全性の根拠は巨大数の因数分解問題の困難さであるので,因数分解の高速化はRSA暗号の安全性の予測において重要な意味を持つ.
素因数分解には試し割り法, モンテカルロ法, 楕円曲線法, 二次篩法など多数のアルゴリズムが存在するが,その中でも一般数体篩法は100 桁以上の数を分解するには現在知られる最速のアルゴリズムである.2005年には 200桁の数(rsa200)が一般数体篩法で分解された.
本研究では,オープンソースの一般数体篩法ソフトウェアGGNFSについて,性能測定を行なう.
となっており、内容にほとんど触れられていません。完成を待ちたいと思います。
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