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2007年11月

Cryptology 2008 の Call for Papers

Cryptology 2008 という workshop and confernce? の Call for Papers です。マレーシアがホストする国際会議という雰囲気です。

  • Abstract Submission Deadline: February 9, 2008
  • Notification: March 9, 2008
  • Workshop Date: June 9-12, 2008
  • Workshop Place: Kuala Lumpur, Malaysia

パスワードの解読にも『PS3』が活躍

WIRED VISION の『パスワードの解読にも『PS3』が活躍』(2007年11月30日)という記事より。元記事は PC World の『'Crackstation' Uses Game Console for Hacking』という記事らしいです。要は PS3 を暗号解読に役立てようという試みで、パスワード・ハッキングの例が紹介されています。以前、PS3の仕様が発表された直後くらいに参加した某会議では、PS3 を暗号解読にどう役立てようかいろいろと紹介されていたことを思い出しました。あのプロジェクトも PS3 を利用しているという噂ですよね。

カラーID

マイコンジャーナルの『QRコードより多くの情報を記録できる新暗号化コード「カラーID」』(2007年11月28日)という記事より。QRコードのカラー版という印象なのですが、暗号化ではなくて符号化の方がしっくりくるような気がします。

『高学歴ワーキングプア』

『高学歴ワーキングプア』という本の書評が BPnet で紹介されていました。働く意欲があるのに職が見つけられないことをワーキングプアというのであれば、高学歴ワーキングプアという単語は現状をうまく説明できていると思います。この書評を読んで「博士が100にんいるむら」を思い出してしまいました。

Conference Pipeline Winter 2007

暗号国際会議のパイプライン(2007年冬版)です。

  • 2007/11/26-11/27  IS 2007 (Vilamoura, Algarve, Portugal)
  • 2007/11/29-11/30  ICISC 2007 (Seoul, Korea)
  • 2007/12/02-12/06  Asiacrypt 2007 (Kuching, Sarawak, Malaysia)
  • 2007/12/08-12/10  CANS 2007 (Singapore, Singapore)
  • 2007/12/09-12/12  Indocrypt 2007 (Chennai, India)
  • 2007/12/12-12/15  ICICS 2007 (Zhengzhou, Henan Province,, China)
  • 2007/12/16-12/20  AAECC 17 (Bangalore, India)
  • 2007/12/16-12/20  ICISS 2007 (Delphi, India)
  • 2007/12/18-12/20  IMA C&C 2007 (Cirencester, UK)

ついでに国内の当面のイベントもまとめておきます。

IPA 暗号フォーラム2007秋

ISEC/CSEC-ML などからの情報。IPA の主催で IPA 暗号フォーラム2007秋が開催されるそうです。あの Adi Shamir 先生も参加されるようです。

ワークショップ名:IPA暗号フォーラム
日時:2007年12月12日(水)13:00--17:30
場所:IPA第1、第2会議室
プログラム:
(1)Summary of the Security Evaluation of Hash Functions
Takeshi Shimoyama(FUJITSU Laboratories LTD.)
(2)Hash Functions Using a Block Cipher
Shyoichi Hirose(University of Fukui)
(3)MAME: A compression function with reduced hardware requirements
Hirotaka Yoshida(Hitachi Ltd.)
(4)Cryptanalysis of Grindahl
Thomas Peyrin(National Institute of Advanced Industrial Science and Technology)
(5)Squash(仮)
Adi Shamir(Weizmann Institute)

NIST IBE and Beyond の Call for Presentation

NIST が Applications of Pairing-Based Cryptography: Identity-Based Encryption
and Beyond
という名称のワークショップを開催するそうで、そこでの presentation が募集されています。

  • Presentation Submission Deadline: February 1, 2008
  • Notification: February 28, 2008
  • Workshop Date: June 3-4, 2008
  • Workshop Place: NIST, Gaithersburg, MD, USA

注目される暗号の安全性問題1

Yahoo!ニュースの『注目される暗号の安全性問題(1)』(2007年11月27日)という記事より。暗号の危殆化・暗号の2010年問題をキーワードとして暗号の安全性が紹介されています。記事の最後が続く感じになっているのは、次回に続くのでしょうか。それとも有料サービスでないと読めないのでしょうか。

CRYPTO 2008 の Call for Papers

今さらですが CRYPTO 2008 の Call for Papers です。

  • Submission Deadline: February 18, 2008
  • Notification: May 5, 2008
  • Conference Date: August 17-21, 2008
  • Conference Place: Santa Barbara, CA, USA

Internet Week 2006 のチュートリアル動画

Internet Wekk 2006 のチュートリアルの講演資料公開に続き、講演動画も公開されました。松井さんの講演は2時間近くもあるのに、全て収録・公開されているようです。

AsiaCCS 2008 の Notification Extended

AsiaCCS 2008 の Notification が延期されたとのことです。Notification の延期をちゃんとアナウンスするのは珍しい気がするのですが、とても実直で良いですね。

  • Submission Deadline: September 10, 2007October 1, 2007
  • Notification: November 9, 2007November 20, 2007November 28, 2007
  • Conference Date: March 18-20, 2008
  • Conference Place: Tokyo, Japan

ICITS 2008 の Call for Papers

ICITS 2008Call for Papers です。

  • Submission Deadline: March 23, 2008
  • Notification: May 11, 2008
  • Conference Date: August 10-13, 2008
  • Conference Place: Calgary, Canada

Special Session on AES

ISC 2008 では Special Session on AES なる企画が予定されているのを見つけました。ISC 2007 の企画は Panel on Hashing だったので、ISC はこういう路線をとっていくのでしょうか。

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日本数学会の市民講演会

2007年9月に開催された日本数学会秋季総合分科会で開催された市民講演会「現代の暗号」と「数学のおもちゃ箱 KNOPPIX/Math」の講演資料が公開されています。「現代の暗号」はRSA暗号入門のようです。

暗号理論における数理

佐藤尚宜さんによる『暗号理論における数理』(数学セミナー2007年12月号)という記事があるのを見つけました。『産業技術と数学の架け橋を目指して』というリレー連載の一環のようです。読まねば。

CAPTCHA認証破りの手口

ITproの『CAPTCHA認証破りの手口 』(2007年11月22日)という記事より。もともとは『The Captcha Challenge』というタイトルで書かれたブログ記事の日本語訳だそうです。先日のはてなのCAPTCHAの話とは直接の関連はないようです。

授業で全部教えて

日経新聞の『全部授業で教えて・大学生4人に3人回答』(2007年11月19日)という記事より。アンケートによると、大学生の4人に3人は、『自分で勉強するより、必要なことはすべて授業で扱って欲しい』と考えているらしいです。

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ISPEC 2008 の Submission Deadline Extended

ISPEC 2008 の Submission Deadline が延長されました。

  • Submission Deadline: November 23, 2007December 3, 2007
  • Notification: January 20, 2008
  • Conference Date: April 21-23, 2008
  • Conference Place: Sydney, Australia

相次ぐ論文不正疑惑

毎日新聞の『理系白書’07:第3部・科学者の倫理とは/4 相次ぐ論文不正疑惑』(2007年11月18日)の記事から。確かに科学論文は再現性がないとダメだと思うのですが、『生データや実験データがなく、正しさを説明できないこと自体が科学の世界では”不正”だ』という言葉は個人的には厳しいです...不正をしていると疑われたときの対策のために、やっぱり研究ノートを作らないといけないんでしょうかね。

ECRYPT ProvSec 2007 in LNCS

ECRYPT ProvSec 2007 の予稿集が LNCS として出版されていました。ECRYPT の Workshop の予稿集はすべて unpublished proceedings なのかと思っていたのですが、最近はそうでもないのですね。

東大力アップ

毎日新聞の『東京大学:あの手この手で「東大力アップ」』(2007年11月19日)の記事より。保護者の年収が400万円以下なら授業料免除という話と、東大職員に卒業生を積極採用という2つのトピックが紹介されています。

WAIFI 2008 の Call for Papers

WAIFI 2008 の Call for Papers です。

  • Submission Deadline: February 18, 2008
  • Notification: April 4, 2008
  • Workshop Date: July 6-9, 2008
  • Workshop Place: Siena, Italy

学力重視はいけないらしい

朝日新聞の『48大学、「学力」重視で奨学金 支援機構の基準守らず』(2007年11月15日)という記事より。(たぶん大学1年生が申請した)奨学金の採用基準として高校時代の学力が使用されていたのは不適切だった、という話のようです。私が大学1年生だった頃は学力基準だったのですが、いつのまにかやる気基準に変わっていたのですね。で、現場はその変更を知らなかったか、知っていたけどやる気の判定なんて難しいので今まで通りに運用していた、ということなんじゃないかと思いました。個人的にはどっちの基準もあってしかるべきと思うのですが。

鍵管理が大切

ITProの「暗号化するだけではダメ,暗号鍵の管理が大切」(2007年10月28日掲載)のインタビュー記事より。この nCipher という会社の名前は、ヨーロッパでは良く聞くのに、そういえば日本ではあまり聞かないですね。恥ずかしながら、鍵管理が売りの会社であることを初めて知りました....

はてなのCAPTCHA

はてなのCAPTCHAは簡単に破れる」という記事より。はてなで使用されている CAPTCHA はパターンが単純なため、スパム攻撃が可能ではないか、という指摘のようです。

Pairing 2008 の Call for Papers

Pairing 2008Call for Papers です。

  • Submission Deadline: March 16, 2008
  • Notification: May 16, 2008
  • Conference Date: September 1-3, 2008
  • Conference Place: Royal Holloway, University of London, Egham, UK

ワークショップ「2007代数曲線暗号を巡って」

RSNT-ML などによると、中央大学理工学研究所付属応用数理研究センターの主催により「2007代数曲線暗号を巡って」というワークショップが開催されるそうです。対応するウェブを見つけられなかったので、要旨等を転載します。

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代数学と計算2007のプログラム

隔年で首都大学東京(東京都立大学)で開催される『代数学と計算』シンポジウム2007年版のプログラムが公開されました。今回は暗号系の発表が少ないようです。

WAIS 2008 の Submission Deadline Extended

WAIS 2008 の Submission Deadline (と Notification) が延期されています。

  • Submission Deadline: October 15, 2007November 25, 2007
  • Notification: November 30, 2007December 10, 2007
  • Workshop Date: March 4-7, 2008
  • Workshop Place: Barcelona, Spain

少し前から延期の噂は聞いていたのですが、私がブックマークしていたサイトは罠?だったようで、ワークショップの正式なサイトではしっかりとアナウンスされていたようです。

京都市長選で電子選挙

京都新聞の2007年10月25日の『上京・東山で電子選挙~京都市長選』という記事より。国内の選挙で電子投票が使われるという話は久しぶりな気がします。

秘匿を「ひじゃく」と読む?

nikkei BPnet の 2007 年 11 月 6 日の記事より。セキュリティ用語が一般用語になるにつれて、難しい漢字の誤読が増えており、担当者が誤読している会社は信用できないのでは?という指摘です。記事によると、秘匿は「ひじゃく」、脆弱は「きじゃく」、改竄を「かいくう、かいねずみ」と読む人がいるらしいのです、さすがに私の周りではそんな誤読をする方はいらっしゃらないため、記事のような実感が全くないです。まあ、さもありなんとは思うのですが。

GCOE「計算世界観の深化と展開」

東工大のグローバルCoE(COE)「計算世界観の深化と展開」発足シンポジウム&ワークショップを開催するそうです。暗号関連では、シンポジウムの方で

日時: 12月12日(水)10時~

場所: 東工大百年記念館(正門を入ってすぐ右手の建物,地図の7番)3Fフェライト会議室

13:50-14:05 格子問題に基づく認証方式 (Identification Schemes based on Lattice Problems)
                草川恵太(グローバルCOE「計算世界観の深化と展開」RA)

という講演が目を引きます。また暗号のワークショップの方では

日時:平成19年12月11日(火)午前9時40分~

場所:東工大 国際交流会館(地図の11番の建物)多目的ホール

09:40-10:40 暗号学における双対性について-- デジタル署名を例として--
               太田 和夫 (電気通信大学)

10:40-11:40 ナップザック暗号に対する格子攻撃の再考
         國廣 昇 (電気通信大学)

13:00-13:10 GCOE「計算世界観の深化と展開」拠点リーダー挨拶
                渡辺 治 (東京工業大学)

13:10-14:10 Classical, Quantum, and Relativistic Key Agreement
                Stefan Wolf (ETH Zurich)

14:10-15:10 標準モデルにおける証明可能安全な公開鍵暗号の構成に関する方法論の整理と拡張 (仮)
                花岡 悟一郎 (産業技術総合研究所 情報セキュリティ研究センター)

15:40-16:40 ペアリング暗号の安全で高速な実装方法
                高木 剛 (公立はこだて未来大学)

16:40-17:40 Compact CCA-secure Encryption
                阿部 正幸 (NTT 情報流通プラットフォーム研究所)

という講演が企画されています。とても参加したいのですが、SCIS の締め切り直前なんですよねぇ...

TCC 2008 の Accepted Papers

TCC 2008Accepted Papers が公開されました。日本から1件採録されています!

カーブボール

毎日新聞の2007年11月06日の『米CBS:暗号名「カーブボール」の男を特定』という記事より。というか見出しのインパクトだけで取り上げていて、内容に関しては何もありません...

授業料ゼロ

朝日新聞の2007年11月05日の『東大、親の年収400万円未満なら授業料ゼロ』という記事により。内容は見出しの通りで、国立大ではじめての試みだそうです。さらに記事によると「東大の05年の調査によると、親の年収が950万円以上の学生は51%に達するが、450万円未満の学生も14%いる」とのことで、対象となる学生は結構いるのですね。

SHA-3

NIST のアナウンスによると、新ハッシュ関数公募の締切日が 2008 年 10 月 31 日に決まったそうで、何でも選定されたハッシュ関数は「SHA-3」と呼ばれるとか。関係者のみなさま、頑張ってください。

『量子暗号 絶対に盗聴されない暗号をつくる』

SCIS 2008 の参加・発表申込開始

SCIS 2008 の参加・発表申込が予定通り11月01日にスタートされました。

  • 講演申込〆切:2007年11月30日(金)
  • 原稿提出〆切:2007年12月14日(金)
  • 参加申込〆切:2007年12月14日(金)

また、新たに実行委員のメンバーもアナウンスされています。SCIS の季節がやってきたのですねぇ。

CSS 2007 参加報告(3日目)

あっという間に CSS 2007 も最終日。歩道で鹿と目があっても驚かなくなりました。

まずは篠田陽一先生による特別講演。この講演だけは能楽堂で行われましたのですが、思ったのは....やはり能楽堂はスライドを見るには適していないと思いました ^^;

特別講演の後も夕方までセッションは続いていたのですが、参加者がだんだんとまばらになっていったのは気のせいではなかったと思います。

個人的には CSS 2007 を十二分に楽しむことができて良かったです。スタッフの皆様、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。ほとんどの方は IWSEC 2007 から1週間にわたって仕事に追われていたようで、頭の下がる思いです。ちなみに来年の CSS 2008 は沖縄で開催されるというを聞きましたが、本当かなぁ?

CSS 2007 参加報告(2日目)

CSS 2007 の2日目。今回の CSS は3~4パラレルセッションで進められていたのですが、部屋の大きさが不揃いのため、セッションによって聴講者がまばらに見えるケースや、立ち見が出る場合が非常に多かった気がします。私はなるべくいろいろな発表を聞かせていただこうと思っていたのですが、なぜか1番狭い部屋からなかなか離れられず、本拠地のようになっていました。

この日に印象的だったセッションは6B:電子署名でした。どの発表でも座長をはじめ参加者からたくさんの質問・コメントがあり、場合によっては発表者をおきざりにして、質問者同士が議論を始めてしまうという展開を楽しませていただきました(しかもセッションが終わっても議論は続いていたような...)。

夜は庭園に出ての懇親会。屋外でやるにはちょっと寒め(かつ雨が降りそう)だったのですが、目玉イベントと言うことで強行されたようです。寒さを訴える方には携帯用カイロが配られ、雨にも降られることがなかったため、結果的には良かったと思いました。懇親会では論文賞が発表されたのですが、一般論文賞のうちの1件の著者は懇親会に参加させておらず、規程により、受賞がキャンセルされていたようでした。もったいない...

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