秘密分散ライブラリー
新企画「暗号商売ウォッチング」を始めます。暗号製品などの広告やウェブを読んで、杜撰が印象に残ったキーワードを記録していきたいと思います。疑問くらいは書くかもしれませんが、あくまでも記録目的であって、特定製品を宣伝したり誹謗中傷したりするつもりは一切ありません。なお、似た名称のサイトがありますが、それは気のせいです ^^;
ということで第1弾はトラステッドソリューションの「新秘密分散法ライブラリー(Ver3.0)」です。
秘密分散法は、一般的に利用されている鍵暗号方式よりもはるかに秘匿性の高い技術です。鍵暗号方式は暗号化されたデータに全てのデータが入っているため、データが持ち出された場合、時間をかければ高い確率で解読されてしまうことが問題でした。
鍵暗号方式によって暗号化されたデータが持ち出される(公開される)のはあたり前だと思うので、現在の鍵暗号方式は(時間をかければ高い確率で)解読されてしまうわけですね。そりゃ問題だ。
秘密分散法は、暗号分散された情報の1片が持ち出されても実質上解読することができない強秘匿性を持っています。
秘密情報分散における強秘匿性ですか。定義を知りたいです。注記に定義が書かれていますが、これは暗号文に対して定義されていますよね...
過去に一般利用された暗号アルゴリズムの多くは、実は一方向性は満足しているのですが、強秘匿性は満足していません。
「RSA 暗号は一方向性を満足している」のですね。
ウェブページにある秘密分散法に関する説明でもいろいろと印象に残った部分はあるのですが、それはまた後日にウォッチしたいと思います。
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コメント
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本文でとりあげたプレスリリース文に関し、トラステッドソリューションズから2007年10月16日に追加資料が公開されました。
http://trusted-solutions.jp/newsevent/news/20071016001jp.pdf
投稿: 杜撰な研究者 | 2007年10月24日 (水) 00時37分