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換字暗号の解読(再び)

一昨日、換字暗号を解読したのですが、頻度分析も登場することなく終わってしまったため、もうちょっと手強い問題を解読してみました。

ターゲットにしたのはこちらの問題。どこにも換字暗号とは書かれていませんが、まあ、暗号文の雰囲気からそう言っていいと思います。ちなみにこのサイトはハッキング練習サイトのようで、これはこれで面白そうです。
で、まずは換字暗号の解読ツール quipqiup を試してみましたが、全然お話になりませんでした。それもそのはずで、頻度分析をかけてみると、一番目に多い文字が a で16.1%、二番目に多い文字が s で14.3%となっていて、英文の典型的な頻度とは傾向が異なっています。根本的なところにトリックがあるようです。

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換字暗号の解読(その後)

昨日、換字暗号を解読した話を書きました。今日はその後日談を3つほど。

まずは一つ目。記事を書いた後、すぐに大久保さんから quipqiup という換字暗号の解読ソルバーを教えていただきました。早速試してみたところ、スペースの位置が間違っているものの、ほぼ正しい平文を一瞬で得ることができました。最後に登場する数学者の名前をうまく復号できなかったのは仕方ないところでしょう。すごいツールですね。

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換字暗号の解読

Yahoo!知恵袋をながめていたところ、換字暗号に関する質問があったので、リハビリも兼ねて解いてみました。内容と質問時期から考えて、大学生のレポートの課題だと思いますが、締め切りも過ぎているでしょうから、最後まで解いてみようと思います。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14138726349

問:この暗号文(単一換字暗号)を解読しなさい。

EBGJSUEWQMTJMOKYJSUMELCEUKQMOIEKYJIEKWAQKMGJKYJUHWKYTNISJUKY
JMUVGJMIJKUVETLETEBVQWQWTWKQIMQKGJTJUEBOMUIEBGJSUEWQKYJQKNLV
MOQVISMBQETLKYJUNBJQOMUIETWCNBEKWTGQVISMBQETLWQENTWOVWTGKYUJ
ELMOEBBMOIEKYJIEKWAQEQQNAYWKWTABNLJQJDJUVKYWTGOUMIJBJIJTKEUV
JRNEKWMTQMBDWTGKMKYJQKNLVMOESQKUEAKWMTQQNAYEQGUMNCQUWTGQETLO
WJBLQKYJIMUJSEQWACEUKQMOEBGJSUEEUJAEBBJLJBJIJTKEUVEBGJSUEKYJ
IMUJESQKUEAKCEUKQEUJAEBBJLESQKUEAKEBGJSUEMUIMLJUTEBGJSUEJBJI
JTKEUVEBGJSUEWQJQQJTKWEBOMUETVQKNLVMOIEKYJIEKWAQQAWJTAJMUJTG
WTJJUWTGEQHJBBEQQNAYECCBWAEKWMTQEQIJLWAWTJETLJAMTMIWAQESQKUE
AKEBGJSUEWQEIEXMUEUJEWTELDETAJLIEKYJIEKWAQQKNLWJLCUWIEUWBVSV
CUMOJQQWMTEBIEKYJIEKWAWETQINAYJEUBVHMUFWTEBGJSUEEQKYJEUESWAM
UWGWTMOWKQTEIJQNGGJQKQHEQLMTJWTKYJTJEUJEQKSVQNAYIEKYJIEKWAWE
TQEQMIEUFYEVVEI

ヒント
1. 元の文には algebra がある
2. M→o , L→d , C→p , F→k , U→r
3. 一番多い文字は e ではないかもしれない

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岡本龍明氏の中央大学2011年度集中講義

中央大学での岡本龍明氏の2011年度集中講義の内容が某MLsにてアナウンスされていたので、全文引用します。

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「円周率3.14」は教科書信仰

ちょっと前の話になりますが、長野県の近藤さんが円周率を小数点以下10兆桁まで算出することに成功したそうです。円周率の計算というと、東大の金田先生を連想してしまうのですが、現在のタイトルホルダーは近藤さんとのこと。全くもってすばらしい話だと思います。おめでとうございます。

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SCIS 2011 論文賞の受賞者決定

2011年1月に開催された SCIS 2011 の論文賞受賞者が発表されました。受賞者のみなさま、おめでとうございました!なお、受賞式は2012年1月に開催される SCIS 2012 の期間中に開催されるとのことです。

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Strongly Asymmetric Publick Key Algorithms について(その1)

今週の水曜日に開催された、電子情報通信学会の情報セキュリティ研究会に参加してきました。お目当ては

(18) Strongly Asymmetric Public Key Agreement Algorithms
○Luigi Accardi(Roma II)・Satoshi Iriyama・Masanori Ohya(TUS)・Massimo Regol(Roma II)

(19) Strongly Asymmetric PKD Cryptographic Algorithms -- an implementation using the matrix model --
Luigi Accardi(Roma II)・Satoshi Iriyama・Masanori Ohya(TUS)・○Massimo Regol(Roma II)

を聴講することでした。というのも、これら暗号があの「CAB暗号」と関係があるのではないかという憶測がインターネットで話題になっていたからでした。以下に聴講した雑感をまとめていこうと思います。

(2011年07月16日追記) 私を含む聴講者の中継の模様はこちらにまとめられています。ただし、少なくとも私のつぶやきはいくつか誤っておりますので、ご注意下さい。

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岡本龍明氏の集中講義

ウェブ上にまとまった情報がないようなので、RSNT ML に流れた情報を掲載します。

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日経産業新聞: 先端人 佐古和恵氏

日経産業新聞の2010年6月24日(水)付けの第12面の「先端人」というコラムで、NEC主席研究員の佐古和恵さんが紹介されていました。ウェブで記事を見つけられなかったので、以下、引用しながら内容を紹介していきます。

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CSEC: 特別セッションのプログラム

via CSEC-ML。2010年07月01日(木)~02日(金) に弘前大学で開催される ISEC/SITE/ICSS/CSEC 合同研究会の CSEC 特別セッションのプログラム詳細がアナウンスされました。対応するウェブページがないようなので、こちらにコピー&ペーストしておきます。

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ワークショップ: CompView 暗号理論ワークショップ

東工大のGCOE「計算世界観の深化と展開」の主催による CompView 暗号理論ワークショップが開催されるそうです。

  • 日時:2010年2月25日(木)~26日(金)
  • 会場:東工大蔵前会館 手島精一記念会議室 (L, S)
  • プログラム
    2010年2月25日(木)
    10:00-11:30 「Cryptography under Leakage of Hash List」 米山 一樹 氏 (NTT 情報流通プラットフォーム研究所)
    13:00-14:30 「代数曲面暗号系と求セクション問題の計算困難性について」 秋山  浩一郎 氏 (東芝 研究開発センター)
    17:00-20:00 「自由討論」
    2010年2月26日(金)
    10:00-19:00 「暗号理論に関する問題提起と討論」

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CRYPTREC: CRYPTRECシンポジウム2010のプログラム公開&参加申込開始

CRYPTRECシンポジウム2010プログラムが公開され、同時に参加申込も開始されました。このシンポジウムでは、2013年度の電子政府推奨暗号リスト改訂に伴う暗号技術公募に対して応募されたアルゴリズムの紹介が主となるようです。

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«気になる記事: 大学教授に聞きにこない日本メーカー、など

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